菌活など発酵食品を取り入れた“健康食”が昨今、注目を集めています。

その効能はさておき、微生物を利用した発酵食品が人類の食生活を

豊かにしてきたのは紛れもない事実です。

パンや酒類も含め、世界中でありとあらゆる食品が発酵の力を借りて

作り出されており、

なかでも麹菌を「国菌」とする日本は伝統的にもバリエーションの豊かさからも、

世界に冠たる発酵食品大国です。

その中でも群馬県前橋市には有数のすぐれた発酵技術があります。

健康への関心が高まる中、

発酵をきっかけに誘客につなげたい とのことで

食を通じた生産者と来訪者の出会いの場づくり、

前橋を巡る選択肢を増やすため、

まえばし発酵めぐりの旅の一般向けツアーや受け入れ態勢のパッケージ化を行うべく先日

プレス向けの発酵めぐりの旅に参加してきました。

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このツアーでは、心和む景色の中でゆっくりと育まれた「食文化」や「人」と、

旅人との出会いの場になること

近年のテーマとなる

つながりを大切にしています。

ツアーでは、焼きまんじゅうや酒蔵、チーズ工場など食や上毛電気鉄道で升酒など楽しめます。

■原嶋屋総本家(焼きまんじゅう)

群馬県の郷土料理の一つ「焼きまんじゅう」は

ふかふかの白い素まんじゅう(中身の入っていないおまんじゅう)を

長めの竹串に刺してこんがりと焼き、甘辛い味噌ダレを

たっぷりと塗ったものがオーソドックスです。

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原嶋屋総本家にお邪魔して

焼きまんじゅうをいただきました。

動物性の材料を使っていない

ビーガンスイーツ

今もっとも注目されているスイーツの一つでもありますね。

新しい印象をもちました。

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実際に焼き上げているところも見学させていただき

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焼きまんじゅうをいただきました。

麹で発酵した生地はまるでパンのようなフンワリ感

とても美味しかったです。

■上毛電気鉄道

上毛電気鉄道(じょうもうでんきてつどう)は、群馬県に1路線を有する鉄道会社です。

ツアーでは

日本では上毛電鉄だけの80年以上現役の「デハ101」を見学と乗車し

赤城駅をめざました。

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昭和3年生まれの「デハ101」。

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角張った茶色のボディに木の床、

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布張りの座席と、レトロで重厚、存在感たっぷりの車両です。

デハ101は、日本でもここにしかないそうで、

動く文化遺産。とても貴重なものの体験ができました。

こちらの電車は「吊りかけ式」という昔ながらのモーターで独特の走行音が楽しめます。

1年に数回、イベント列車として走るほか、1日1往復10万円で貸し切りも可能。

「走行音の録音をしたい」「結婚式を挙げたい」「仲間と一緒に列車でビールを楽しみたい」など

列車好きに人気なのだそうです。

■和豚もちぶた弁当

赤城駅までの乗車中

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和豚もちぶた弁当を頂きました。

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味噌に漬け込んだ豚を焼き上げお弁当で

きめが細かく、柔らかい肉質で、脂身さっぱりの 和豚もちぶたが

味噌により一層美味しくしています。

■チーズ工房スリーブラウン

前橋市赤城南麓標高600mでブラウンスイス牛を飼いチーズをつくっている

小さな牧場の見学もしました。

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自家製チーズの試食もありました。

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毎週 水曜・日曜 &月末の土曜 販売で、ツアーでは特別にお店をあけてくださり

とてもラッキーでした。

■柳澤酒造

群馬県の赤城の麓にある造り酒屋の見学もしました。

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柳澤酒造は明治10年創業以来、甘口の日本酒造りにこだわりのある酒造会社で

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代々の当主の口伝として「酒造りはお米が持っている、本来の旨味や甘みを上手に残すことなんだ」と

言うお話をしてくださり

実際に試飲もさせてくださったりできました。

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米麹(こめこうじ)を造るのに必要な麹菌(こうじきん)は
□細胞の老化を防ぐ
□保湿作用
□活性化作用
などの作用があり、他にもメラニン色素の生成を抑える働きもあるともされています。

そして、日本酒になった後も、これらはなくなったりはしません。

美肌効果もあるので日本酒を改めて大切に頂こうと思いました。

■臨江閣

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群馬県庁にほど近い場所にある「臨江閣」は、

第二期群馬県の初代県令であった楫取素彦(小田村伊之助)の提言で建てられた建物で、

本館、別館、茶室からなる近代和風の木造建築物です。

その中での見学と座繰り体験、維新コーヒーを頂きました。

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本館は明治17年9月、当時の群馬県令・楫取素彦(かとり もとひこ)や

市内の有志らの協力と募金により迎賓館として建てられました。

現在は県の重要文化財に指定されています。

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本館と渡り廊下でつながる比較的大きな建物が別館です。

別館は明治43年一府十四県連合共進会の貴賓館として建てられた書院風建築で。

こちらは市の重要文化財に指定されています。

臨江閣別館内「かふぇあんきな」では

NHK大河ドラマ「花燃ゆ」放送期間中人気があった、

かふぇをいただきました。

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明治時代に飲まれていた珈琲を再現し萩焼のお茶碗でいただく「維新珈琲セット」(900円)。

飲み終わったお茶碗はそのまま持ち帰りできます。

芳醇なコーヒーの味わいで

明治時代にタイムスリップしたような

神秘的な気持ちになりました。

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座繰りとは当時の製糸の製法で蚕の繭を鍋でかき混ぜながら、

糸を巻き取っていく製法のことです。なかなかこんな体験できないので、体験してきました!!

左手で糸を巻き取り、右手で繭の鍋をかき混ぜる。

左手の巻き取りは本当にゆっくりと優しく。そして右手は少し早めにかき混ぜる感じです。

話を聞くだけだと簡単そうに感じますが、

実際やってみると全く身体が言う事を聞いてくれないのに驚きました(笑)

■上州/群馬 みそ漬のたむらや

たむらやさんでみそソフトを頂きました。

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主に漬物の製造・販売を行っている食品メーカーで。

大根・胡瓜・茄子・生姜の定番商品の他、「みそ漬ふりかけ」シリーズや

「和豚もちぶたみそ漬」や「チーズみそ漬」などの人気商品がある

群馬県を代表するメーカーです。

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オフホワイトのソフトクリームで

ほのかな味噌味は

乳製品との相性もよく

とても美味しかったです。

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様々な発酵をめぐるツアーに参加でき

改めて食文化にもふれられ

日本の発酵の歴史をたどることもできました。

まもなく今秋には食の魅力をPRするウェブサイトを開設するそうです。

是非チェックしてみてくださいね

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