一人で気ままに京都を旅するなら、名所巡りもグルメも買い物もたっぷり楽しみたいですよね。そこでおすすめなのが、京都屈指の繁華街「祇園」からスタートする一人旅。祇園は、京都の中心部であり有数の繁華街。「八坂神社」をはじめとする有名な神社仏閣や、舞妓さんで有名な「祇園甲部」などがある場所です。古い街並みが大切に保存されている一方で、新しいお店や観光スポットが真っ先に登場するところでもあります。スイーツが美味しいカフェ、古くから地元の人にも愛される洋食店、本格的な和食店から居酒屋まで、よりどりみどり。「京都グルメを味わいたい」というときは、間違いない!という高級一流店には一度は訪れてみたいですね。
今回訪れたお店はフランス料理店 祇園 呂色。
『祇園 呂色』店内の様子「祇園 呂色」コンセプト
店名の「祇園 呂色」は、呂色=黒漆の濡れたような深く濃い黒色 の通り、黒を基調としたシックで大人な至極の空間で、完全予約制で、店主のおまかせのフレンチコース料理が全て絶品と大人気です。
意表をついた店名も面白く、名前だけ聞くと日本料理と思わせて実はフランス料理店。また、毎月変わる「謎ときメニュー」によるプレゼンテーションもサプライズがあってフランス料理の枠組みを超越したボーダーレスな料理の数々で、「ミシュランガイド京都」でオープン1年にして星獲得の実力店です。
こちらの自由で新しいフレンチ割烹を創り出す『祇園 呂色』の真髄を楽しむなら、やっぱりディナー。
<div align="left">◆コースメニューをいただきます。
ディナーコース 18:00スタート22,000円/ 1名様</div>
京都を中心とする産直の旬の食材を使用する季節替わりのコース。シェフが四季折々の日本の食材と対話しながら”心の記憶に残る料理“をと腕を振るいます。 解き明かしながらワクワクする時間を過ごしましょう。
イマならノンアルコールのペアリングも体験できます 8,000円
温石
昇華
大地と海
芽吹
威嚇
余韻
清々
生命
結び
共鳴
答え合わせがユニークですね。
料理は、フランス料理の技法を大切にしつつも、京都というイメージに相応しい和を取り入れたコースで食材の個性を活かし引き出しているのが特徴です。
呂色のカウンター上で繰り広げられるプレゼンテーションは圧巻。漂う香り、調理の音、芸術的な盛り付け、そして味わい… 。シェフの技と感性、そして真摯な人柄が表現された上品な一皿が続きます。
◆大知と海 口に含めば広がる瑞々しい旨み。「和」の魅力を表現した『キャビアとたまご』
たっぷり楽しめるキャビアの量にも驚き。日本製なので塩味も控えめ食感を楽しみ、余韻に心を奪われる逸品です。
◆生命 肉の火入れに魅せられる『但馬牛』の焼き加減
『但馬牛』を、香ばしく仕上げています。口の中で広がる旨みにソースが絡む絶品の味で。筆舌に尽くしがたい美味と評判のシェフの肉料理を、心ゆくまで楽しめます。
◆余韻 旨みと甘みをたっぷり蓄えた伊勢海老を堪能『伊勢海老とそのコンソメ』
柔らかくふっくらした伊勢海老を口に含めば、とろけるような美味しさ。素材本来の旨みを引き出し、 口の中でマッチさせる計算は見事です。
シニアソムリエ佐橋氏が提案するペアリングが楽しいのも魅力。訪れる人の心を魅了してやまない名店です。
日本の美しく素晴らしい食材や食文化を通して人と人との繋がりを大事にしたい、という精神が貫かれ、お店は連日“一期一会”を楽しみにする美食家たちで賑わっています。
祇園 呂色
京都府京都市東山区花見小路四条西入ル北側 井澤ビル5F
075-541-5510